プロジェクト進捗9
光の見えるアイマスクについて7
実験くんの中にある科学化合物を封入している袋とほぼ同じ素材でできた耐熱性のある袋を購入した。
この袋の名前は「ラミジップ」というらしく、実験くんの説明書でも「ラミジップ」と書かれていたのでamazonにて検索したら様々なサイズのラミジップを見つけることができた。実験くんの中にあったサイズではアイマスクとして使うにはあまりにもサイズが小さかったので大きいサイズの袋を購入する必要があった。
今回購入したラミジップのサイズはチャック下16cm、ガゼット(下側のエッジのついた部分の始まりから底までの長さ)3cm、袋巾10cmで前回作成した小豆のアイマスクの面積と目測でほぼ一致する。また、amazonの商品概要欄ではこの製品の耐熱温度は60~90℃と記載があり、カタログスペック通りなのであれば酢酸ナトリウム三水和物の結晶体を融解させ液体へと戻る温度の58℃以上に袋は耐えられることになる。
まずは、プラスチック製品ですら接着できる特殊な接着剤を探すこと、そしてその接着の効果を検証、酢酸ナトリウム三水和物の代わりに水道水で袋の耐久、耐熱の程度の実験から始める。
接着剤の実験
まずは前提として、普通のボンドや接着剤でプラスチックを接着しようとすると乾かずに上手く接着ができなかったり、化学反応により袋そのものが溶けてしまう可能性がある。最も接着剤とは設置面を溶かすことで接着しているのだが、その中でも溶けすぎず丁度いい具合で接着してくれる接着剤を探した。
接着剤を近くのホームセンターでいくつか購入してきた。今回使用するラミジップには材質としてポリエチレン、ナイロンと記載があるがこれがジップの部分と袋の部分のどちらにどちらが使用されているのかが不明だったため、どちらにも対応できる二種類を購入した。
写真左側が「セメダインsuperX」でこちらはナイロンに対応しているがポリエチレンは接着できない。そして右側が「ボンドウルトラ多用途SU」でこちらはポリエチレンを接着できる。ナイロンは記載がないので不明。この二種類をラミジップの適当な部分に塗って接着具合やその強度を確かめる。
分かりやすいようにセメダインを塗った方に「セ」、ボンドを塗った方に「ボ」とそれぞれ袋に印を付けて接着剤を塗布した。
この写真は接着剤を塗布した直後である。クリアと書かれていただけあり、塗布直後は無色透明だった。このまま24時間放置して完全に硬化させてから結果を見る。