プロジェクト進捗2
質の高い安眠を得るための条件として必要なものを論理的視点を用いて考えた。それに辺りいくつかの論文を読み込んだ。テーマの基準として「心を落ち着けること」と「入眠時間の短さ」を挙げた。入眠時間というのは人が眠りに入ろうとした時に目を閉じてから実際に眠りにつくまでの時間のことを言う。
まずは結果から先に並べていく。
●暖色系の照明をつけて眠ること(豆電球のような赤みのある弱い光)
●眠りにつく際に目を温めておくこと(市販品のホットアイマスクというものが良い例)
●立った時の姿勢と同じ姿勢でベッドまたは布団の上で横になること。
暖色系の照明をつけて眠ることについて
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この論文では照明の色味やインテリア性の観点からどの照明が人に対して「落ち着き」や「癒し」、「リラックス効果」を与えるのかを調べている。一般的に生活する上で使われているLED照明(白色電球)は暖色系の照明と比べると「癒される」という効果が薄いことが分かっている。昼間のように明るい環境で寝付けないのは当然ことだが。実は灯りが何もない真っ暗な環境で眠りにつこうとすることも正しい睡眠のための環境維持としては不適切であることが分かっている。人は暗闇にいると視覚が遮断される分脳が感覚過敏になってしまい落ち着くことができなくなるという。
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眠りにつく際に目を暖めておくことについて
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この論文では「アイマスク無しで眠る」「アイマスクをして眠る」「ホットアイマスク」をつけて眠る」の三つの条件で実験をした結果をまとめたものであるが、実験結果としては「ホットアイマスクをつけて眠る」ことが一番入眠時間が短く、また目を覚ました時の副交感神経の活性化が早かったという。つまりは起きても眠気を引きずらず、パチッと目を覚ますことができたということである。
立った時の姿勢と同じ姿勢でベッドまたは布団の上で横になることについて
先ほどの2つの研究結果は主に「睡眠環境」という視点から見た内容だったが、最後の立った時の姿勢と同じ姿勢で眠ることは「睡眠時の体勢」という視点から見てみる。
立った時の姿勢と言っても背筋を伸ばした状態という意味ではなくその人個人個人の立ち姿勢を再現するということである。つまりは猫背の人は寝姿勢も猫背になるようにベッドや枕を調節するとのこと。
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以上の三点の結果を基に睡眠時に求められるであろうアイテムのアイデア
●適度な光を取り込めて尚且つ目を温めてくれるアイマスク(透明なアイマスク?)
●いつもの枕に+αで使うことで睡眠時の姿勢を維持できるもの(特注の枕といえど綿の寄り方次第で使い心地が悪い時がある)
画像は枕専門店で作って貰った自分の特注枕だ。買った当初は大変寝心地が良かったのだが、使用と共に中の綿が偏った。無料サービスで中の綿を詰め直してくれるのだが、それも回数を重ねたことで綿が固くなってしまい、朝起きたら頭が痛くなってしまっていた。精密すぎるが故に少しでも枕に不具合ができると途端にバランスが悪くなってしまうようだ。3万円近くした高級枕だったので「高い買い物をしたんだから無理やりにでも使わなくてはならない」という使命感が生まれてしまい、使っていた当時は寝不足に加えて慢性的な頭痛があり、とても良い睡眠が取れていたとは言えなかった。
+αで追加できる枕の補助道具はこのような問題も解決できるような物を作っていきたい。