プロジェクト進捗5
光の見えるアイマスクについて3
前回に作成したアイマスクを実際に一週間ほど使用し、その効果や使用感について検証した。
まずは検証の前に、最初に完成した段階で気づいておくべきだったのはアイマスクに頭部固定用のベルトをつけておくべきだったということである。
そのために上の写真の物を急遽手に入れた。
・熱圧着のマジックテープ
・アクリルテープ(黒)
これを適当な長さに切って、ミシンを使って縫い付けていくのだが、ここで問題が発生した。
自分から見て左側には縫い代を多めに取っていたおかげでミシンでも縫うことができたのだが、
右側の縫い代が狭く、しかも生地が厚くなってしまっており、ミシンの幅に合わず手縫いをせざるを得なくなった。ここの点に関しても本番作品を製作する際に改良をしてデザイン性を重視していきたい。
ベルトを縫い付けることができたら
上の写真のようにマジックテープをアイロンを使って熱を加えて圧着する。この時、頭の後ろでマジックテープ同士がくっつくようにするために、裏と表を左右別々でつける必要があるので注意。
そして上記の点に注意しつつ、マジックテープもくっつけることに成功したら以下のように更にアイマスクらしくなった。
最初はゴム紐でこのベルトを作ろうと考えたが、小豆が入っている分重量が普通のアイマスクよりも重いのでゴム紐ではしっかり目の上で保持できない可能性があると考え、太くて耐久性のあるアクリルテープを採用した。
完成したらようやく使用感や効果の検証を開始する。
就寝時間は午前2時、起床時間は午前10時の睡眠時間8時間で検証をした。なお、外出はほとんどしていないので身体の疲れに関してはほぼ変わっていない。
検証結果としては以下のような効果を実感した。
豆電球の灯りや月明りなどが瞼の上から感じることができたので、普通のアイマスクでは視界を完全に遮られていた分聴覚が鋭敏になり、余計に物音が気になっていたので視界が適度に開けているおかげで見える安心感を得られた。
次は当初に危惧していた目に対する保温機能だが、眠りにつく際目の上から目玉の奥の方に至るまで、じんわりと温かさを感じることができ朝までじっくり眠りにつくことができた。
また、朝起きた時には眠気を引きずらず、ぱっちりと目覚めることができた。特に、資格試験の勉強で目を酷使していることが多い時期だが、それでも前日の目の疲れを感じさせない爽やかな目覚めを演出できた。
しかし、得られたのはイメージ通りの検証結果だけではない。
縫い目が荒い素人クオリティのため、写真ではわかりずらいが糸のほつれや縫った糸のムラが多く、それが顔にチクチク当たるという問題があった。眠りにつきさえすれば気になるものではないのだが、眠りつく前の覚醒している時間に気になることがあり、眠ろうとすることに集中できない事があった。
この問題に対してはもっと裁縫の腕の磨くか、糸のほつれが表面に目立ちにくい作り方を新しく考え直すかをする必要がある。
また、目の回りに使用していた裾上げテープだが、瞼にあたることはなくこれもチクチク刺激されるかと思っていたが、これの関してはそのような問題はなかった。しかし、見栄えが悪い最大の原因となっているのでここの改良は一番に考えなくてはならない。